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プロロジスパーク尼崎が竣工、環境保全型の大型物流施設

◇◇◆関係者ら120人が出席し記念式典・フジタの設計・施工◆◇◇ 物流施設専門の不動産開発会社プロロジス(日本本社・東京都港区)が、兵庫県尼崎市西向島に建設を進めて いたマルチテナント型(複数企業向け)大型物流施設「プロロジスパーク尼崎」がこのほど竣工し1月30日、 同施設内で竣工記念式典が開催された。 当日の式典にはプロロジスの山田御酒・プレジデント兼日本共同CEOをはじめ尼崎市の中村昇助役、キリン 物流?の和住雄造・代表取締役社長、設計・施工を担当した?フジタの網本勝彌・代表取締役社長など来賓、 地域関係者も含めて約120人が出席し、同施設の竣工を祝福した。 式典では、最初に主催者を代表して山田・プレジデントが挨拶し、計画段階から2005年12月の着工、そして竣 工に至るまでの多くの関係者の理解と協力に感謝のことばを述べた後で「この施設は物流施設としての機能を 高め、効率化を図るとともに、特に環境にも配慮したのが特徴。また、サスティナブルな物流施設として我々 が思いを込めた施設でもある。今後も尼崎市の企業市民として地域の発展にも貢献していきたい」と力強く決 意を示した。 続いて、同施設のテナントであるキリン物流の和住社長、尼崎市の中村助役の両氏が来賓を代表して祝辞を述 べた後、山田・プレジデントからフジタの網本社長に感謝状が、網本社長から山田プレジデントに記念品がそ れぞれ贈られた。 感謝状を受けた網本社長は、フジタがプロロジスの施設を施工したのは同施設が八棟目となることを紹介しな がら「今回は環境に配慮した物流施設というニーズに対して、当社がこれまで蓄積してきた技術を結集し、満 足していただけるレベルの建物ができたと思っている。建物は生き物であり、今後のアフターケアにも充分に 対処したい」と謝辞を述べた。 この後、山田・プレジデントらによる鏡開きが行われたのに続き、尼崎商工会議所の柄谷順一郎・副会頭の発 声で乾杯し、祝宴へと移った。 今回の「プロロジスパーク尼崎」は、RC1部S造五階建てで、敷地面積13万5,989?、延べ床面積5万9,079 ?の規模。建物構造には、耐震構造に比べ、より地震力低減効果の高い制震構造を採用している。 同施設は、プロロジスが持つ最新の流通型物流施設開発ノウハウを駆使するとともに、サスティナブル(持続 可能)な自然環境保全型物流施設となっているのが特徴。敷地内に設置した風車二基による風力発電や金属製 断熱外壁パネル、排気ガス浄化とヒートアイランド現象の緩和機能を併せ持つ車道(フォトロード)、雨水利 用システムなどを採用している。 また、兵庫県及び尼崎市の「尼崎21世紀の森構想」に基づき、周辺歩行者の安全を確保する歩道の整備や屋上 緑化に加え、市バス操車場の敷地整備といった環境形成型緑化を行うなど、施設周辺環境の向上に努めるとと もに、安全で働きやすい職場環境を提供している。なお、式典に先立ち尼崎市役所で、同施設に隣接する公園 施設の整備に協力したことについて、白井文市長から山田プレジデントに感謝状が贈られた。

2007年02月02日
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