日刊建設新聞社.com
ニュース | トピックス | 建設業株一覧 | マーケット情報 | 建設用語辞典 | 倒産情報 | 地図 | 建設業法
 
トップページ► トピックス

初めてアユの産卵場所を確認 近畿整備局大和川河川事務所

 着実に水質が向上・良好な水環境を証明  大和川河川事務所は20日、河底の砂礫に付着している孵化間近のアユの卵を 確認した。仔アユの流下は前年度に確認されたが、河川管理者のよる産卵場 所の確認は初めてのこと。このアユ産卵で、かつては日本でワーストワンと 呼ばれるほど水質が悪化していた大和川が、現在環境基準レベル(BOD5 ?/L)を下回る時もあるほど着実に水質が改善され、今では良好な水準を維 持していることを証明した。
同河川事務所は、昨年の研究者による天然アユの湖上確認を受けて、河川管理者による調査で仔アユの流下 を確認。今年度も引き続き仔アユの流下調査を行うとともに、新たにアユの産卵場所の調査に着手してい た。 今回、アユの産卵場所が確認されたのは、河内橋間にある瀬の2か所。約25mと約8mの範囲にわたって卵 が多いのがわかり、個数(密度)は25?×25?四方の範囲に5から10個程度(最大15個)を確認した。ま た、発生段階の異なる卵が確認されたことから、この場所で異なる時期に複数回の産卵が行われているもの と考えている。 昨年9月に策定されたCプロジェクト計画2006でも「アユが100万匹のぼる川」を目指している。この目標達 成へ、同河川事務所は今後も住民と連携を深め。水環境の再生に取り組んでいく方針だ。
2007年11月29日
▌トピックス
| Operation | 利用規則 | プライバシーポリシー | Connect |
Copyright c 2024 nikken-times.com All rights reserved.