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大阪市教育委員会、中高一貫教育校建設地で土壌汚染

対策進め、9月に再着工 大阪市教育委員会事務局は、此花区西九条の中高一貫教育校建設用地(塩水港製糖?精糖工場・倉庫跡地約1 万8,000?)で土壌汚染調査を行い、環境基準を上回る2種類の汚染物質を検出した。環境基準を越える結果 が明らかになった地点は、有害物質の使用履歴がない土地であるが、最大で3.33倍の鉛などが発覚した。現 在、万全の体制で土壌汚染対策が進められており、9月の再着工、2008年4月の開校めざす。 調査は、以前に同用地で杭残土等の受入に係る土質検定試験で土壌汚染が検出されたことから、土地利用履歴 等調査結果を踏まえながら、その分布状況を把握し、施設建設に併せて汚染土壌除去等の対策を推進するため に詳細調査を実施した。調査結果から、13カ所で環境基準を上回る汚染物質を確認した。 汚染物質の土壌溶出量調査の結果、環境基準を超過して検出された物質はふっ素(最大で1.75倍)と、土壌含 有量では鉛(最大で3.33倍)が発覚。地下水の飲料利用はなく、土壌の飛散の恐れもなく、直接摂取はないた め、人体への影響はないものと考えられている。「汚染原因は特定できない」(同局・建設計画担当)として いる。 汚染地は、1978年まで塩水港製糖?の精糖工場・倉庫として用途利用されていた。今後、土壌対策として環境 基準を上回った土壌は掘削後、管理処分地へ搬出。掘削する深さは地盤面から深さ二?以深で、土壌調査を実 施、土壌の飛散防止を行いながら、除去等で処分。今夏までに対策を完了させ、9月から杭打ちなど施設建設 に再着手する。 精糖工場跡地に建てられる中高一貫教育校の規模は、校舎棟がRC造(一部S造)地上4階建て延べ1万 8,781?、講堂兼体育館がRC造地上5階建て延べ5,395?、渡り廊下はSRC造地上5階建て延べ145?。工 事費は63億9,900万円で、うち施設建設費35億3,850万円を投じてつくられる中高一貫校は2007年9月の完成、 年明けの諸準備工を経て、2008年4月の開校。建築設計は梓設計、施工は鴻池組・金山工務店JV。

2006年07月25日
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