関西電力堺港発電所設備更新工事の現場を見学 BCS関西の主催
このうち、緒方工事主任からは基礎地盤の液状化対策としての、サンドコンパクションパイル及び浅層混合 処理工法説明、また本館、管理棟、HRSG(排熱回収ボイラー)、煙突の敷地、循環水管配管エリアにつ いてサンドコンパクションパイルによる地盤改良をそれぞれ行ったことが紹介された。 引き続き、参加者は岡部主任らの案内で本館をはじめ管理棟、タービン架台、煙突、内外部の仕上げ工事な どを約1時間かけて見て回り、建築や機械、設備などの工事が輻輳しながらも効率よく進められている現場 のスケールの大きさに目を見張っていた。この後、安全教室に戻った参加者は、三菱重工業の内田勝徳建設 所長から、今回の工事が土木や建築、タービン、発電設備などの工事が輻輳して行われるため、設計を含め た各業種間の調整を図り、全体の工事のスムーズな進捗と安全確保に留意して作業を実施していることなど を聞いた。 今回の工事は、関西電力が温室効果ガス削減などの地球環境問題への積極的な対応と電力自由化の進展によ る競争力基盤の確立を図るため、堺港発電所の既設設備、用地、緑地帯を活用しながら、天然ガス専焼の最 新鋭高効率コンバンドサイクル発電に更新するもの。出力は200万キロワット(40万キロワット×5)で、1 機が2009年4月(予定)、また五号機は2010年10月の運転開始を予定している。
2008年03月19日
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