神戸市旭通4丁目地区再開発 市に組合設立認可申請
その後、火災やバブル崩壊によるデベロッパーの撤退、阪神・淡路大震災により事業化への道のりは多難を 極め、長時間を要することとなったが、準備組合による粘り強い取り組みが続けられ、2007年8月には都市 計画決定がなされたことから、地権者の同意が進み組合設立認可申請に至ったもの。組合は、住友不動産を 参加組合員に、土地や建物所有者ら50人で構成する。 事業は、中央区旭通4丁目の一部約1.0ha(敷地面積約8,400?)で実施。RC造一部S造54階建て、延べ約 7万2,800?の住宅棟、14階建ての商業施設棟と、5階建ての駐車場棟(延べ約6,000?)の総延床面積約9 万4,100?を建設する。住宅棟は、高さ約195mで県内最高の高さで、住戸約605戸を予定、商業施設棟では、 店舗とホテルを整備、店舗面積は約9,200?、ホテルは約6,100?に200室程度で計画。駐車場棟は約180台を 収容。 事業化にあたっては、同地区が1975年に策定した三宮東地区再開発基本計画(サンシティ計画)として位置 付けられ、また都市再生特別措置法に基づく都市再開発緊急整備地域の「三宮駅南地域」に含まれているこ とから、戦後復興事業のまちづくりの集大成として、災害に強い安全・安心のまちづくり、地球環境にやさ しいまちづくりとユニバーサルデザインにより、三宮東地区の賑わいの創出を図り、地域の核となるような まちづくりを目指すとしている。 今後、認可申請は神戸市長から県知事に副申され、今年12月頃には知事認可の見通しで、認可後に組合を設 立し、2009年度に権利変換計画の認可を受け、既存建物を除却して建築工事に着工、2012年度末の竣工を予 定している。
2008年10月20日
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