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堺市のPFI「資源循環型廃棄物処理施設整備」

◇◇◆優先交渉権に新日鉄エンジニアリングG◆◇◇ 堺市は、公募型プロポーザルにより民間事業者の募集を行っていた「堺市・資源循環型廃棄物処理施設整備運 営事業」について、このほど優先交渉権者に新日鉄エンジニアリンググループを選定した。既設工場の老朽化 に伴い、新たな清掃工場の整備運営事業を進めるもので、事業の実施にあたっては、民間資金等の活用による PFI手法を導入する。  グループ構成は、代表企業が新日鉄エンジニアリング(株)、構成員が(株)大建設計、日鉄環境プラント サービス、大阪瓦斯(株)、奥村組土木興業(株)、カワサキ環境エンジニアリング(株)、利晃建設 (株)、協力企業が日本技術開発(株)。提案金額は444億5,317万3,744円(消費税及び地方消費税を含 む)。 事業期間は、議会の議決を受けた翌日から2033年3月31日までの26年間(調査整備期間6年間、運営期間20年 間)で、事業方式は施設整備後に市に所有権を移転し、供用開始後20年間にわたって維持管理及び運営を行う BTO方式を採用する。 新日鉄エンジニアリンググループの提案概要は、堺区築港八幡町1の1部、2万9,750?の敷地に延べ床面積 1万1,470?(建物高さ41.8m、煙突高さ80m)の施設を整備。処理方式はシャフト炉式ガス化溶融炉、処理 能力450トン/日、2炉2系列で、ごみ処理施設の年間稼働日数は311日/炉(平均)というもの。 提案の特徴は ?熱分解炉と溶融炉を一体とし、ごみ質の変動に対して柔軟に対応できる ?資源循環型社会の形成に貢献するため、溶融固化物(スラグ・メタル)の全量を有効利用できる ?余剰電力の売却先の確保、ガスエンジンコージェネレーションシステムの活用などにより、余剰電力売却収 入の最大化を図る ――などとなっている。 今後のスケジュールは3月の事業契約締結、その後の環境影響評価を経て、施設整備を2009年11月から2013年 3月まで実施し、2013年4月から2033年3月31日までが維持管理・運営の予定。

2007年01月26日
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