舞鶴港、柴山港で事業実施

舞鶴港湾事務所 舞鶴港湾事務所は京都府、滋賀県及び兵庫県北部の日本海側を管轄し、重要港湾の舞鶴 港と避難港に指定されている柴山港に於いて直轄事業を実施している。 近畿圏における日本海側唯一の重要港湾である舞鶴港においては、西港和田地区に、５ 万トン級岸壁及び泊地（水深−14ｍ）、臨港道路からなる多目的国際ターミナルの整備 を進めている。岸壁本体のケーソンは据え付けを完了しており、泊地も完了に向けて施 工中である。2006年度は埋め立て概成を受けて岸壁上部工を施工する。臨港道路トンネ ルは、昨年９月の貫通を経て舗装工事などの整備促進を図る。また、老朽化した国有港 湾施設の予防的修繕により施設の延命化を図る事業にも取り組み、トータルコストの縮 減を図る。
柴山港は日本海西部沿岸海域を航行する一般貨物船の安全対策として、100から3,000Ｇ/Ｔの船舶を対象とし た避難港の整備を進めている。外防波堤（西）は計画延長450ｍのうち昨年７月の据え付けにより、これまで に150mが完成しており、06年度は、二重円筒ケーソン６号函の製作完了、７号函の一部製作並びに６号函据え 付け準備に取りかかる予定である。昨今、猛威となっている自然災害から小型船舶への危機管理対策として、 整備のスピードアップを図る。 　　【写真：木村隆舞鶴港湾事務所長】
2006年03月28日