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INAXギャラリー大阪「クモの網 展」を開催

 多様さと不思議に迫る INAXギャラリー大阪(大阪市中央区久太郎町4−1−3・伊藤忠ビル1階、INAX大阪ショールーム 内)では、3月からの企画展として「クモの網 展」を開催している。会期は5月27日まで。入場無料。 日本には1,300種、世界に4万種類以上いるクモ。実は人類誕生の遙か以前から4億年にも及ぶ進化の歴史を もっている。クモの驚くべき特徴の1つが、お尻にある糸いぼから何種類も紡ぎ出され、目的に応じて使い 分けられる糸にある。クモの種類の約半分がこの特殊な糸を巧みに利用し、あの粘り気のある網を生み出 す。その形状は、よく見かける円形のものばかりではない。蹄形、扇形、ハンモック状、ドーム状など、ク モの種類や網を張る場所によって形状、デザイン、機能などにおいて実に繊細で美しく、また巧妙な網を張 ることは意外に知られていない。 今回の企画展では、クモの生活にとって重要な役割を果たす網の多様さとその不思議に迫る。会場では、ク モの種類によって多様な姿を見せる網を約75種、170点の実物標本で展示。円の中心にゴミのリボンをつけて その中に擬態しているゴミグモの網、ヨコ糸が100本以上も隙間なく張られるゲホウグモの網など、それぞれ に異なる天賦の才が光る。今まで気づかなかった網の形や種類の多さ、細かい糸が織りなすガーゼのような 質感など、美しく多彩な表情に出会うことができる。 展示と併せて網の機能や活用術についてもイラストで分かりやすく解説するとともに、捕食行動や網のユニ ークな張り方などは貴重な映像で紹介する。クモは巧みな狩人であると同時に、小さな芸術家でもある。 我々の身近にいるクモを改めて見つめ直し、妖艶で独創的な網の造形をじっくり鑑賞することで新たな発見 があるに違いない。 また、会期中の4月26日(土)には観察会「探す・見る・知る・クモの不思議 大阪城公園を歩く 」を開 催する。講師は追手門学院大学社会学部教授・生物学の加村隆英氏。参加無料。参加申込み(小学生以上対 象)は同ギャラリーまで電話(06-6733-1790)またはFAX(06-6733-1791)まで。

2008年03月21日
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