12月の近畿公共工事動向、前年同月比1.7％減

西日本建設業保証（株）は、同社の前払金保証取り扱いからみた12月の近畿の公共工事動向をまとめた。件数 は前年同月比1.7 ％減（以下、本文中の％はすべて前年同月比）の3,138件、請負金額で11・１％減の１、137 億円となり、件数・請負金額ともに前年同月を下回った。 地域別の請負金額では、和歌山（37.6％増）が県を除く発注者で増加し大幅増に、京都（2.1増）は市町村で ２桁増となったが中央系発注者で大幅に減少したため微増となり、兵庫（1.1％増）もその他公共的団体で増 加したものの市町村で大幅減のため、微増に。また滋賀（33.1％減）は独立行政法人等で著しく減少したため 大幅減、大阪（28.6％減）も市町村・独立行政法人等が半減したことから大幅に減少、奈良（2.8％減）は国 で倍増したが市町村が減少し微減となった。 発注者別の請負金額は、「その他公共的団体」が住宅供給公社（兵庫）の大型工事等が寄与し３倍増となり、 「国」は近畿地方整備局が著しく増加し大幅増となった。一方、「独立行政法人等」は関西国際空港関連工事 が著しく減少し半減、「市町村」も大阪市・枚方市等で減少し大幅減、また「府県」でも和歌山県・大阪府が 減少したことにより減少した。 発注者別の請負金額と増減率は次の通り。 ▽国　　　　　　　＝139億円（49.9％増） ▽独立行政法人等　＝93億円（45.5％減） ▽府県　　　　　　＝316億円（8.8％減） ▽市町村　　　　　＝499億円（21.7％減） ▽その他公共的団体＝88億円(199.9％増）

2007年01月29日