大阪府住供の事業コンペ 藤白台Ｂ・千里丘陵Ｇ団地

◆１期区域公社住宅建設と土地利用計画を公募◆ 資料申込は２０日までに、12月に最優秀提案者を決定 ……………………………………………………………… 大阪府住宅供給公社では、「藤白台Ｂ・千里丘陵Ｇ団地建替計画事業提案競技」を実施する。全体を３期区 域に分けて２段階方式で整備、今回は第１期区域での公社住宅建設と全体の土地利用計画の提案を求める。 25日に関係資料を配布し、11月に事業提案を受け付け、12月上旬には最優秀提案者を決定する。なお、資料 請求申込は20日まで。 対象となるのは、1965年に建設された藤城台Ｂ団地（吹田市藤白台３−５）と、1969年に建設された千里 丘陵Ｇ団地（同）の２団地26棟・800戸。それぞれ竣工から40年以上が経過し、住戸規模や設備面等で現在の ニーズに対応できないことから建替えを実施するもの。 藤白台Ｂ団地は、敷地面積２万6,179.50?に、既存住宅としてＲＣ造五階建て８棟・300戸、千里丘陵Ｇ団地 は、敷地面積３万7,847.25?、ＲＣ造５階建て18棟・500戸の規模。これをコンペにより民間の持つ能力を活 用して建設コストの低減、居住水準の改善と高齢化等に対応した住宅を建設する。 計画では、公社賃貸住宅として５棟・544戸の整備と再生地での土地の高度利用を図る。事業は、全体を１か ら３期までの区域に分けて段階的に整備を実施。新設棟は７から９階建て１棟101戸、14階建て４棟443戸を 建設する。 コンペは２回に分けて実施。今回は、公社賃貸住宅全体計画（第１から３期区域・544戸）の土地利用計画 と、公社賃貸住宅第一期計画として、14階建て２棟・221戸の建設計画並びに工事費、工事工程計画を求め る。特に、コスト低減に寄与する独自の工法等の提案や設計・申請も含めた工期短縮に関する提案、設備の 維持管理の容易さの提案のほか、コストを維持しながら性能を向上させる提案も求めている。 応募資格は、2007・2008年度の同公社建設工事等入札参加資格の建築一式工事で登録した府内業者１者を含 む単体企業３者で構成する特定ＪＶで、ＡＡ等級３者、ＡＡ等級２者とＡ等級１者、ＡＡ等級１者とＡ等級 ２者、ＡＡ等級とＡ等級、Ｂ１等級各１者による組合わせとする。また企業所在地は、ＡＡ等級とＡ等級は 府内全域、Ｂ１等級は大阪市内と池田・茨木・枚方各土木事務所管内。 特定ＪＶは共同施工方式で出資比率は20％以上、上位等級者で出資比率が最大の者が代表者となり、メンバ ーのうち一者が、過去10年間に元請としてＲＣ造八階建て以上で、延床面積7,000?以上か住戸133戸以上の 共同住宅を竣工させた工事実績を有していることなど。また、設計担当者は一級建築士事務所登録を行い、 過去10年間に前記と同様工事での設計実績を有する者で、ＪＶメンバー以外の者は、同公社の2007・2008年 度建設工事等入札参加資格での建設設計・管理の登録者であることなど。 関係資料の請求は20日まで電子メールで申込む。25日に資料配布を行い、予備申込と質疑を10月１日に受け 付け、同９日に回答した後、11月12日に提案書等を受付（配達日指定）て、12月上旬に最優秀提案者を決定 し、同中旬には基本協定書を締結するとしている。なお、２回目の提案コンペは、第１期区域竣工前に実施 する予定で、公社賃貸住宅の第２・３期区域の建設計画と工事費、再生地の土地利用計画を含めた土地取得 費の提案を求める。

2007年09月18日