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中之島線・往復シールドトンネルが貫通

◇◇◆先陣切って第2工区、今秋にも全工区で貫通予定◆◇◇ 折り返しシールドトンネルが貫通ー。2008年度の開業に向け工事の進む中之 島線建設工事でこのほど、初めて往復シールドトンネルが貫通した。昨年10 月に東方向で掘進を開始、今年2月から西行方向へ折り返し掘進をしていた もので、往復トンネルが貫通したのは、全工区を含め初めて。他のシールド 工区でも順調に進捗しており、今秋には全てのトンネルが貫通する予定。
トンネルが貫通したのは、錢高組・三井住友建設・淺沼組JVが施工を担当する第2工区。同工区は、天満 橋方立坑部を含む中之島渡り部と中之島〜渡辺橋間のシールド工区を施工。このうちシールド区間は延長291 mで、内径6.2mの単線並列方式で構築するもの。 トンネルは泥土圧シールド(中折れ)。シールド機は、外径6,950?、仕上がり内径6,200?。昨年10月に東 行の掘進を開始し、今年1月13日に渡辺橋駅部の立坑に到達、その後、折返し準備を経て、2月12日から再 び西行の掘進を初め、4月中旬に到達、往復トンネルが貫通したもの。 他のシールド区間は、第2工区に隣接する第3工区(大成・戸田・鉄建・熊谷JV)の渡辺橋〜大江橋間が 延長315m、第4工区(鹿島・間組・不動建設・飛島建設JV)は大江橋〜なにわ橋間延長438m、なにわ橋 から天満橋間となる第六工区(西松・大豊・森本・白石JV)は延長600mで行われている。 これらトンネル掘進は、いずれも泥土圧シールドで実施。第3工区と第4工区は、第2工区と同じく片側掘 削後、折返し掘進を行い、第6工区は土佐堀川の川底横断部を含み、シールド工事は往復それぞれ1機づつ の2機を使用する。工事は、第3工区が2月28日、第4工区が同11日、第6工区は3月12日から掘進を開 始。 現在では、第3工区は大江橋立坑に到達しており、引き続き折返しに向けた準備に入るとし、第4工区も4 月下旬になにわ橋立坑に到達し、これも折返し準備作業を実施中。第6工区では、なにわ橋方向の西行きが 掘進中で、天満橋方向への東行が間もなく本掘進を開始する。なお第2工区では、シールド機の解体作業が 行われている。 このほか、第1工区の中之島駅部(鴻池組・清水建設・大本組JV)、第5工区でなにわ橋駅部(大林・前 田・大鉄JV)、第7工区の京阪本線切替部(奥村組・竹中土木・京阪エンジニアリングサービスJV)の 各工区も順調に推移している。事業全体の進捗率は4月末で約51%(事業費ベース)となっている。
2007年05月11日
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