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大阪市の新年度予算、一般会計は1.6%減の1兆6,262億円

大阪市は8日、総額4兆424億400万円円(前年度比2.0%減)の2007年度予算案を発表した。一般会計は1兆 6,261億7,800万円(同1.6%減)で6年連続のマイナスとなった。特別会計は2兆4,162億2,600万円(同2.2% 減)。市の財政は、最近の景気動向などにより回復の兆しをみせているものの、地方交付税収入の大幅な減 少、福祉費の増加により、依然として危機的な状況にある。こうした背景を踏まえ、新年度予算は職員数の削 減や給与構造改革などの取り組みはもちろんのこと、真に必要なものを厳しく精査し、創造都市戦略の推進、 こども・青少年の健全な育成、安心して暮らせる地域づくり目指した施策への選択と集中を図ることにした。 大阪が持つ都市の潜在力を引き出し、内外から多くの人・モノ・情報が集まり、新しい文化や産業を生み出す 活力と魅力に満ちた「創造都市大阪」を目指す。 新たに作成した大阪市都市再生・プロモーションプログラムには総額273億800万円(8局71事業)を計上。建 設関連では、中之島線の建設促進に68億3,600万円、西大阪延伸線の建設促進に48億8,800万円が盛り込まれ た。また、関西経済活性化のシンボルとなる大阪駅北地区の整備(梅田北ヤード地区約24ha)に1億1,300万 円を計上し、大阪駅北大深東地区土地区画整理事業の整備促進を図る。さらに中之島線の開通にあわせて計画 している「中之島公園の再整備」(対象面積約4.7ha)には2億4千万円を盛り込み、来年度から本格的な再 整備に着手する考え。 市営住宅の団地再生モデルプロジェクトでは、4,300万円を投入。コンペ方式をさらに発展させた新たな「全 体計画民間提案型コンペ」を小宮団地(天王寺区)で実施する方針。また、水道局は震災対策に138億8,700万 円を計上し、給・配水拠点の整備・耐震強化を進める。 このほか、アスベスト対策に23億500万円、ヒートアイランド対策モデル事業に5億5,221万円が盛り込まれ、 2008年サミットの関西・大阪誘致にも力を入れるとしている。

2007年02月16日
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