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日本クレーン協会、「全国クレーン安全大会」大阪で16年ぶりの開催

安全表彰や研究発表など (社)日本クレーン協会(北山宏幸会長、27支部)は9日と10日の両日、大阪 市西区の大阪厚生年金会館など三会場で「第27回全国クレーン安全大会」を 開催し、2日間で全国から延べ約2,600人が参加した。 この大会は、毎年9月30日の「クレーンの日」の主要行事の一環として、クレ ーン等による労働災害の防止と安全意識の高揚を図ることを目的に、厚生労働 省の後援の下、毎年全国の主要都市を会場として順次行われているもので、大 阪では1990年以来16年ぶりの開催となった。
※写真=約1,300人が参加した総合集会 このうち、大会初日の9日には大阪厚生年金会館で約1,300人が参加して総合集会が開催され、優良クレーン 運転士らに対する表彰式や特別講演が行われた。 総合集会では、まず大会実行委員長でもある近畿支部の宮下喜吉支部長が開会の挨拶に立ち、全国からの参加 者に歓迎のことばを述べた後で「クレーン災害は重大災害に繋がるとともに、近隣にも多大の迷惑を及ぼすこ とになる」と述べ、安全に対するより積極的な取り組みを訴えた。 また、続いて挨拶した北山会長も、大会の趣旨を紹介しながら「この大会を通じて安全に対する認識を高め、 クレーン災害の防止に向けた活動を一層促進してほしい」と呼びかけた。 この後も、厚生労働省の青木豊・労働基準局長(代読=高橋哲也・同局安全課長)の祝辞、新島良夫・大阪労 働局長による歓迎のことばが披露され、同協会の果たす役割に期待するとともに、今後のクレーン災害の根絶 に向けた取り組みを要望した。 引き続き、表彰式へと移り、優良クレーン運転士(63人)をはじめ優良玉掛け技能者(24人)、優良クレーン 等整備従事者(16人)の合計103人と特別表彰1件(4社)のそれぞれ代表に、北山会長から賞状と記念品が 贈られた。 特別講演では、高橋・安全課長が「安全行政の課題と今後の展開」、そして前大阪城天守閣館長の渡辺武氏が 「なにわの事も夢のまた夢〜秀吉築城とその後の大阪〜」をテーマに話を進めた。 また、大会2日目の10日は「クレーン等の製造者・使用者の集い」として、大阪市中央区の松下IMPホール 及び大阪ビジネスパーク円形ホールの2か所を会場に、クレーン等のメーカーやユーザーにおける最近の技術 の動向とクレーン等による安全作業の改善や創意工夫について、合計12のテーマで研究成果の発表が行われ た。
2006年11月14日
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