日刊建設新聞社.com
ニュース | トピックス | 建設業株一覧 | マーケット情報 | 建設用語辞典 | 倒産情報 | 地図 | 建設業法
 
トップページ► トピックス

大阪市ゆとりとみどり振興局・中之島公園再整備、現代ランドスケープに決定

「水都大阪大桟敷」を提案 大阪市ゆとりとみどり振興局は、水の都・大阪のシンボルとなるポテンシャルを持つ中之島公園の再整備を図 るため、基本計画策定業務委託者を公募型プロポーザルで募集したところ、参加意欲を示した28者の中から、 「中之島を舞台に世界の人々がいつも行き交い、憩う水上の劇場『水都大阪大桟敷』」を提案した(株)現代 ランドスケープ(本社・大阪市、西辻俊明代表取締役)を最優秀事業者に決めた。両者間で近く業務契約を締 結した後、同社は2007年1月31日までに中之島公園(4.7ha)の再整備基本計画を策定し、併せて一部の実施 設計を同年3月31日までに完了させる。順調に進めば、2007年度から工事着手、2008年度末の工事概成を見込 む。 中之島公園は、南北を堂島川と土佐堀川に挟まれ、周辺には中央公会堂や中之島図書館、東洋陶磁美術館など の重厚な建築物が点在しており、木々の緑と川とが一体となった美しい景観を形成する水辺が特色。その公園 の再整備を図るため、市は基本計画策定業務公募型プロボーザルを適用、8月18日から9月1日まで参加者を 募っていた。 プロポには28者が応募した。同公園が持つ景観上の特徴を活用しながら水面や橋、対岸の建物からの視点に配 慮した提案が多く見られたという。この中から加藤晃規関西学院大学教授や橋爪紳也大阪市立大学教授らでつ くる選定委員会が、事務所実績や技術職員の経験と能力、提案内容を厳正に審査し、同社を選定した。委員会 は「中之島全体に対する景観形成への提案が最も優れている」と評価している。 同社の提案によると、設計コンセプトは「水都大阪大桟敷」で、街並みを背に川・水際を舞台に道路から水辺 を桟敷に中之島エリア全体が音楽堂機能を果たす水辺の劇場(リバーシアター)のような空間構成を描いてい る。テイクアウト方式のテラスカフェやビヤテラス、公園全体を回遊できるリバーウォークなどを設ける。ま た世界を視野に質の高い公園サービスをめざすため産・官・民・学協働体制の協議会によるパークマネイジメ ントを提案している。 今後、各分野の専門家で構成の基本計画策定委員会での審議を経て今年度内に基本計画を策定する。再整備工 事は2007年度から、工事概成は2008年度末から。

2006年11月13日
▌トピックス
| Operation | 利用規則 | プライバシーポリシー | Connect |
Copyright c 2024 nikken-times.com All rights reserved.