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関空2期、完成間近の滑走路

順調に進む塗装工事 関西国際空港?は23日、完成間近の2期滑走路舗装工事を報道関係者に公開 し、2期空港島の敷地内で順調に工事が進む現場を視察した。 当日は同社の2期施設整備部企画グループの中岡清貴・グループリーダーら を案内役に、マイクロバスで長さ約4?、幅約60mの新しい滑走路や誘導路の 工事の進捗状況を見て回った。 まず、路床工事や路盤工事などが終わり、約5?の表層工事だけを残して、 きれいにアスファルト舗装された滑走路の中央部分に到着。ここでは、滑走 路の舗装工事を7月末に終えた後、誘導路の舗装工事を10月末に終えて滑走 路全体のアスファルト舗装が完了することなどの説明を受けた。現在の工事 進捗率は滑走路が80%、誘導路が20%となっている。 【写真上:誘導路での締め固め作業/下2期滑走路店舗区域】
この後、着陸距離の長い大型機のために約100mにわたってコンクリート舗装された滑走路の北端部を訪れ た。さらに、誘導路では実際にロードローラーやタイヤローラーを使って締固め工事が行われている作業の ようすを見学した。今年1月13日に行われたアスファルトプラントの初出荷から本格化した滑走路の舗装工 事は、二月から三月のピーク時には一日に約300人の作業員、60〜80台のダンプを数えた。今後は基台の設置 や配管の敷設工事などが行われる。今回の滑走路・誘導路は、転圧締固め工法で造成された二期空港島地盤 の上に、アスファルトで舗装工事を行い、整備する。地盤の固さや耐久性を詳細に調査し、構造的に優れ、 経済的な断面になっている。施工手順は?資材仮置・運搬?プラント設置工事?セメント安定処理路盤工? アスフアルト安定処理路盤工?アスファルト舗装工ーというもの。設計の工夫で工期短縮とコスト縮減を実 現している。   2期事業は、一期空港島の西側に新たに約545haの埋立地を造り、そこに現在供用中の滑走路(3,500m)に 平行した新滑走路(4,000m)と関連する施設を整備するもの。新滑走路は二〇〇七年の供用を予定してお り、この運用に必要な平行誘導路、連絡誘導路、航空灯火などの施設を整備する。工事にあたっては「より 良く、より早く、より安く」を念頭に、安全で環境にやさしい空港造りを進めていく。なお、26日の日曜日 には一般の人たちを対象にした関西国際空港春休みイベント「みんなで歩こう!新滑走路」が行われ、親子 連れなど多数が参加し完成間近の滑走路をウォーキングした。 
2006年03月29日
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