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兵庫県・平木橋移設保存工事 12月7日に現場公開

 近代土木遺産として整備  兵庫県では、東播磨南北道路の建設予定地内に架かる「平木橋」(兵庫県加 古川市野口町水足)の移設保存工事にあたり12月7日、現場の一般公開を行 う。近代土木遺産として価値が高いことから、移設保存方法を広く知っても らうことを目的としたもの。 平木橋は、1915年に灌漑対策として実施された山田川疎水事業の一部として 建設された水路橋。同橋は、全長27・1m、幅員1・2m、アーチ部は支間長 16・2m2、高さ3m、水路断面600?×600?の規模。構造は、花崗岩の輪石 を長手、小口と交互に積み重ねたアーチと、煉瓦を交互に組み合わせたイギ リス積で橋壁を形成したもの。水路橋としての役割を終えてからは、放置さ れる形となっていたが、東播磨南北道路の建設により見直されるとともに、 都市計画決定に伴う環境影響評価の中で適切な処理が提起された。 また、同橋が水利の乏しい地域を象徴する歴史的価値があることや、その構 造形式か2002年には土木学会から「近代土木遺産」として評価されるなど各 方面から保存に関しての強い要望が出されていた。このため、2004年には地 元や学識経験者で構成する「平木橋保存検討委員会」が設置され協議が進め られてきた。
その結果、2006年9月には現在の位置から約1.1?西側にある前の池への移設保存を決定するとともに、移設 後は加古川市が水不足と闘った地域の歴史を象徴するシンボルとして整備を行い、維持管理を実施すること として、今年3月から移設保存工事に着手した。 工事においては、アーチ式石橋が輪石自重による相互摩擦抵抗力で安定していることから、解体工事では、 アーチセントルと呼ばれるアーチ状の鋼製支保工の上に多数のジャッキを設置、輪石全体を均等に持ち上げ 摩擦力をなくし、要石から順番に輪石を1つずつ取り外していくもの。一方、復元のための構築工事では、 アーチセントル上に配置したジャッキを、解体前の基準高より少し高めに設置し、解体とは逆の手順で輪石 を並べていき、中央の要石を設置後にジャッキを下ろして輪石に相互摩擦力を生じさせてアーチを形成して いく。 工事では、5月から6月にかけて足場組立てとアーチセントルの設置を行い、7月初旬から解体工事を実施 し、10月17日に撤去が完了したことから現場公開を行うもの。構築作業は来年1月末まで行い、その後、3 月末までに周辺基盤整備と植栽工事等を実施する予定。施工は前川建設が担当している。 現場公開では、輪石の設置状況を足場の上から見てもらうほか、解体した煉瓦壁などの部材も展示して内部 構造も公開する。現場公開は、7月に開催した解体作業に次いで2回目。公開時間は9時30分から正午ま で。 問い合わせは、兵庫県東播磨県民局県土整備部加古川土木事務所東播磨南北道路対策室(電話079−421− 1101)、加古川市役所建設部道路整備局南北道路対策課(電話079−421−2000)まで。
2008年11月20日
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