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大阪府2008年度本格予算案 建設事業費は29.4%減の2,025億円に

 一般会計2兆2,321億円、前年比10.2%減  大阪府はこのほど、2008年度の本格予算案を発表した。一般会計は2兆9,226億1,500万円(前年度当初比 10.2%減)、特別会計1兆2,321億1,900万円(同18.2%増)で、総額は4兆1,547億3,400万円(同3.7%減) となっている。編成にあたっては、「収入の範囲で予算を組む」との原則を徹底し、「大阪維新」プログラ ム案に基づき編成したもの。 一般会計における建設事業費は、流域下水道特別会計の新設に伴う事業移管や、維新プログラム案による建 設事業の精査により、前年度当初比では844億8,300万円減(29.4%減)の2,025億5千万円となり、2000年度 以降、8年連続の減となった。このうち補助事業費は、1,460億5,400万円(同28%減、567億円減)で、国直 轄事業負担金は、国にる関西国際空港連絡橋買取などの空港関連の新規負担により26億円の増となってい る。 単独事業費は、564億9,600万円(同32.9%、277億円減)。前年度は府大りんくうキャンパス及び泉佐野丘陵 部緑地の用地購入費127億円を含んでいる。 部局別では、都市整備部が1,953億2,550万円(同23.5%減、600億2,500万円減)、住宅まちづくり部は966億 5,830万円(同0.5%減、5億3,200万円減)で、府部局全体の構成比率では都市整備部が6.7%、住宅まちづ くり部3.3%の割合。 2008年度の重点政策は、「他都市を圧倒する景観等で人を引き付ける大阪づくり」や「大阪経済の活性化」 など五つの分野で31項目を計画。このうち「大阪ミュージアム構想」の推進では、光等による大阪の魅力演 出として、都市整備部の新規事業で▽水の回廊ライトアップ等検討事業▽石畳と淡い街灯まちづくり支援を 実施する。 水の回廊ライトアップ等検討事業は、既存資産の魅力を光で際立たせ、水都大阪の魅力を世界に発信。今年 度は本格実施に先立ち、堂島川や八軒家浜周辺で技術的検討や周辺景観との融合検討などの実証実験を予定 している。予算額は4,815万円。内容は、街河灯・護岸イルミネーションとして京阪中之島線の復旧工事と併 せて実施することでコスト縮減が図れることから、堂島川左岸約200m(大江橋からガーデンブリッジ)で太 陽光発電に係る技術的検証。桜ライトアップでは八軒家浜対岸の大川右岸約200mの南天満公園で、維持コス ト縮減のライトアップ技術等を検討する。 石畳と淡い街灯街づくり支援では、大阪が有する歴史的・文化的な資源を活かし、街の個性や魅力を引き出 すまちづくりを支援して、魅力ある大阪を全国にアピールするもので、予算額は784万円。 事業では、府内市町村等から整備プランを公募してのモデル地区選定や地域活性化計画の策定を支援する。 今年度はモデル地区2地区を選定することとしている。

2008年06月27日
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