「建設技術展2007近畿」華やかに開催
引き続いて参加者を代表して土木学会関西支部の嘉門雅史支部長(京都大学大学院教授)が「創意工夫によ って開発された技術が一堂に展示されるのは、土木技術者にとっても非常に参考になる。産官学民が連携し て技術開発を進めていくためにも、こうした機会を大切にしたい」、また、来賓祝辞として国土交通省総合 政策局建設施工企画課の中野正則課長が「国では技術を評価し活用できるシステムを構築している。新技術 をぜひシステムに登録してほしい。新技術の活用で、近畿整備局が推進している各大学との交流会議は心強 く思っている」とそれぞれ建設技術展に寄せる期待を語った。 この後、来賓・関係者8人でテープカットを行い“技術の祭典”が華やかに開幕した。技術展示は「安全・ 安心」「環境」「コスト縮減」「施工」「IT・ロボット」「団体」「学校」の各ゾーンに分けて展示。今 回のテーマに沿って、豪雨や地震にどう備えるかーを提示した。このほかのイベントとしては防災システム 研究所の山村武彦所長が「今日から取り組む防災・危機管理」について特別講演、「技術が動く・近畿が動 く」をテーマにした建設技術活用促進フォーラム、また河内家菊水丸トークショー「どないなってますねん 近畿の安全・安心」で、東南海・南海地震などをテーマに近畿整備局の深澤淳志企画部長と対談。「防災啓 発音頭」も披露するなど、会場を沸かせた。 さらには毎年好評の「橋梁模型製作コンテスト」「まなぼうさい!防災教室」「クイズラリー」など多彩な 企画を催した。
2007年10月16日
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