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大阪建築防災センター、減災コミュニケーションをテーマに建築物防災講演会

◇◇◆矢守助教授(京大防災研究所)が講演◆◇◇ (財)大阪建築防災センター(宮崎八郎理事長)の主催による「建築物防災に関する講演会」が7日、大阪市 西区の建設交流館・八階グリーンホールで開催され、京都大学防災研究所・巨大災害研究センターの矢守克也 助教授が講演した。大阪府のほか大阪市、豊中市など府下17市の後援。 この講演会は建築物防災週間の関連行事として、毎年3月(下期)と9月(上期)に行われているもので、当 日は自治体関係者、一般の人なども含めて約160人が参加し、防災に対する理解と関心を深めた。 冒頭、主催者を代表して同センターの松村慶三副理事長が「災害はいつやってくるかわからない。あらゆる視 点から災害に備えた準備が必要。本日の講演を通じて災害防止に対する認識を新たにしてください」と挨拶。 また、後援自治体を代表して挨拶した大阪府住宅まちづくり部建築指導室の浅田行則参事も、アスベストや防 火、耐震対策など大阪府が取り組んでいる事業を紹介しながら「災害に対する心構えや対応について考える機 会となり、この講演会が実りあるものとなるように」と期待を寄せた。 この後、矢守助教授が「減災コミュニケーションの新しいかたち」をテーマに、阪神・淡路大震災の体験の聞 き取り調査から生まれた減災ゲーム「クロスロード」を使って講演した。 クロスロードは、災害に遭って決断に迷う場合を想定し、市民が減災力を養うためのカード型ゲームで、京都 大学防災研究所の矢守助教授らのチームが開発したもの。参加者同士が議論していろいろな見方を学び、考え を深めるのが目的。 また、実際に神戸市や岸和田市でクロスロードを使って地域で取り組んでいる事例も紹介。こうした取組が多 様な視点・価値観への気づきと、それを踏まえた合意づくりとなり、災害時の自助・共助・公助の役割分担に 繋がるとした。

2007年03月13日
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