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住友電設、技術研究発表会を開催

EMSの拡張など6件 住友電設(株)(菅沼敬行社長)の「2006年度技術研究発表会」が8日、大阪 市西区の同社・10階会議室で開催され、秀賞と優賞に選ばれた中から「EMS の拡張」など6件の発表が行われた。 同発表会は、技術上の創意、工夫ならびに研究開発の意欲向上を目的として、 1974年から毎年開かれているもので、今年で33回目を数える。当日は東京・大 阪・名古屋の3地区をテレビ会議システムで接続して行われ、菅沼社長らの役 員をはじめ同社の技術系社員ら3地区合わせて約190人が参加した。
※写真=大阪会場での発表会 今年度の指定課題は「原価低減」で、技術開発・エンジニアリング技術、施工技術、改善活動の4分野から合 計44件(昨年度は39件)の論文が寄せられ、技術委員会による審査の結果、秀賞1件、優賞9件、良賞10件、 参加賞24件が選ばれた。特別賞(奨励賞)は該当がなかった。 発表会では、最初に菅沼社長が挨拶し、総合的な技術力を発揮することの必要性を強調した後で「現場での地 道な改善活動とともに、客先ニーズを感度良く把握して技術開発に活かし、総合力を発揮した提案力や信頼を 得る施工技術を掲げていくことが、当社の発展に貢献していくことになる」と述べ、発表会の成果に期待を込 めた。 引き続き、技術委員会の委員長でもある大津谷正和・取締役執行役員技術本部長・電力本部長が選考経過を報 告した後、発表へと移った。 発表されたのは ▽EMS(Energy Management System)の拡張(優賞) ▽地上デジタル送信系改修工事におけるスリーブアップ工法の開発(秀賞) ▽醸造プラントの「シーケンスソフト・RN工事」実施例(優賞) ▽レースウェイ工法に代わる照明支持材料の簡略化工法(優賞) ▽某工場での追加実装工事における生産機器電源対応について(優賞) ▽オール電化集合住宅の幹線設備計画について(優賞)――の6件。 このうち「EMSの拡張」では、今年8月に完成した豊洲センタービルアネックス(地下2階地上33階建て、 東京都江東区)で、他社製BAS(Building Automation System)と連携させる 事により同社製EMSが採用された経緯と、汎用性や操作性、利便性を高めた機能拡張及び改良を行った事例 が報告された。今回、同社EMSをベースに拡張できたため、当初予算に対し半分以下までコスト縮減が図 れ、利益改善に貢献できたとしている。
2006年11月14日
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