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JIA近畿「統括資格」創設を訴え

建築士法改正へ提言―。社日本建築家協会近畿支部の吉羽逸郎支部長はこのほど、大 阪市内の支部事務所で会見を開き、建築士法改正に向けたJIAの提言と支部の活動 についてを語った。吉羽支部長は、統括資格など、「新資格の創設と士法への導入を 国会議員へ訴えていく」と、今後の取り組みを述べた。 建築士法改正については、JIA本部が6月に緊急提言を発表。提言では現行法の課 題を指摘しながら、構造技術者・設備技術者の専門資格の創設とそれら技術者を統括 する建築士の新たな資格の認定などを盛り込んでいる。 【写真】吉羽逸郎支部長
これを受け吉羽支部長は、近畿支部では課題を絞り込んだ活動として、統括資格の創設と士法への導入を、 国土交通省の交通委員会のメンバーである近畿選出の衆議員九人と参議員5人に対してアピールしていくこ ととしたもの。 統括資格について吉羽支部長は、「オーケストラのコンダクターの役割を担うものであり、他の技術者と上 下関係はない」と説明。これにより技術偏重的な建築士の資格に、芸術性を加味して「美と公共性を担保す る」建築士の実現を求めるとした。 会見ではまた、「専兼分離」問題についても触れ、「施主は設計者と契約書を交わすべき」と強調した。こ れは設計施工一貫契約では、「設計料をサービスする風潮がある」ためで、正式契約により「設計料の明朗 化を図るべき」との意向を示した。これら取り組みについて吉羽支部長は、「出来るだけ早く動いていきた い」とした。
2006年07月09日
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