BCS関西、建築絵本の第2弾を発刊
内容は、幼児向けの絵本と保護者用の資料編で構成する全32頁のA4版。絵本は、はしだみきこさんが作・画 を担当。資料編には、最近話題となっている「建物と地震」、「建物と環境」を取り上げ、地震に対する耐 震・免震・制震の構造についての仕組み、環境では、廃棄物削減はじめ太陽光の利用、屋上・壁面緑化など、 それぞれについてイラストや写真で判りやすく解説。委員会では昨年5月から製作を開始、製作に際しては 「母親や子供の目線を重視した」(西川委員長)とし、委員会の下に子供を持つ女性メンバーを加えた研究部 会を設置して検討を重ねてきた。また、作者の選定から資料収集まで、全て委員会メンバーらによる手作りの 労作となっている。 支部では、約2万部を発行し全国約1万4千の幼稚園はじめ図書館、関西地域の小児科医院、会員などに配布 するとともに、希望者にも頒布(1部500円)するとしている。問い合わせは大阪市中央区北浜東1−30、大 阪建設会館三階の同支部(電話06−6941−8301)まで。 ストーリー============================================ 森に住むビーバーのドリーとアンリーは、同じ建築の仕事をしながらも性格は正反対。二匹は森の仲間から家 づくりを頼まれるが、ドリーは材料を無駄にせず、リサイクルや植林など環境に配慮しながら仕事を進めるの に対し、アンリーは伐採した木材や新品の材料を使い放題。さらに手抜き工事を行うなど金儲けのことばかり を考えていた。ところがある日、森を地震と嵐が相次いで襲った。ドリーの建てた家はビクともしなかったの に、アンリーの建てた家は次々と壊れていき、森の仲間の信頼を失うことなった。独りぼっちになり心から反 省したアンリーはドリーに仕事をやり方を教わりながら、やがて立派な建築家となり、仲間の信頼を取り戻し ていく。 =================================================
2006年06月14日
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