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関西鉄筋組合、実技試験1、2級に146人が挑戦

関西鉄筋組合、2005年度鉄筋技能検定実技試験 関西鉄筋工業協同組合(田村春雄理事長)は10日から12日までの3日間にわた り、大阪府摂津市のポリテクセンター関西で「平成17年度鉄筋技能検定実技試 験」を実施した。この試験は厚生労働省の認定する国家試験として、同組合が 大阪府能力開発協会の委託を受けて1971年度から毎年実施しているもので、こ れまでに数多くの鉄筋技能士を建設業界に送りだしている。
今回は3日間で1級が136人、2級が10人の合計146人(昨年は175人)が受検し、晴れの合格をめざして難関 にチャレンジした。このうち、初日の10日には1級のみの48人が午前と午後の2回に分けて受検した。試験要 領の説明や支給された材料点検などに続いて始まった試験では、ヘルメットを被り作業服にゼッケンを付けた 各受験者が、設計図を見ながら、太さや長さの違う10数種類に及ぶ鉄筋と結束線の材料をもとに、日頃使い慣 れたハッカを用いて手際よく組立作業を進めていった。試験時間は1級が1時間40分(延長は30分まで)、2 級が1時間20分(同20分)。ちなみに、1級の試験で使用される鉄筋の総重量は約200?に及ぶ。 一方、山下晋治・首席検定委員をはじめ補佐を含む14人の検定委員は、作業手順や材料の鉄筋の適切な使い 方、そして組立てが終わった作品の仕上がり精度や寸法の正確さなどを厳正にチェックし、採点していた。ま た、当日は組合の田村理事長とともに、元請から鹿島建設(株)関西支店建築部建築工事管理グループの藤田 祐司課長、清水建設(株)建築部の熊埜御堂勇氏も試験会場を訪れ、受検者を激励した。 このうち、実技試験を見るのは初めてという藤田課長は「こうした検定を合格して優秀な職人さんが育つこと は、品質確保の意味からも元請としては心強い限りです」と感想を述べた。田村理事長も「1級や2級の有資 格者が自分の仕事に誇りを持てるように、資金面などでもっと正当に評価されるようになってほしい」と期待 を寄せた。 なお、今回の実技試験の合格者の発表は、1月29日に実施された学科試験の結果と同じく3月14日に行われ る。
2006年02月17日
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